FUNUKE LABEL 日常をダラダラと。
ハイッ!というわけで『タケヲちゃん物怪録外伝』と『金剛寺さんは面倒臭いのひみつ』キンドル版二冊発売になりました!!
まずは一冊目『タケヲちゃん物怪録外伝』の解説から。

この本はゲッサン2012年1月号から
2014年11月号に連載されていた
『タケヲちゃん物怪録』の作者とよ田みのる本人が描いた外伝漫画の同人誌をまとめたものです。
第一夜『人魚の涙』はタケヲちゃん物怪録本編(以下本編)第七巻収録第33夜に出ていたばらし屋達が活躍するお話。
第二夜『狐の嫁入り』は本編第一巻収録第3夜から主に活躍した空狐のお話。
第三夜『稲生物怪録 異聞』は同サブタイトルの本編七巻収録第31夜をより詳しく描いたお話。
第四夜『ムシャーマに翔る』は本編七巻収録第34夜のその後の瀧夜叉姫のお話。
おまけ『ヴァンパイアパーティー』は本編七巻収録第32夜の二人のその後のお話です。
上記の話を予習しておくとより楽しめるかもしれません。
タケヲちゃん物怪録は急に終わりを告げられた作品ではなかったのですが僕がペース配分を上手く調整できず後半アレ描きたかったなー!という部分や描きたかったけど横の話過ぎるので本編のノイズになってしまうような話などがいくつかあり日が経つにつれそういった部分がムクムクと育ち三年がかりくらいで普通のコミックス一冊分くらい追加で描いてしまったのでした。
ほぼほぼ趣味で描いているので自分でもお気に入りの一冊になりました。
でもまだ描きたいやつあるんだよなー!!
また数年かけてもう一冊分くらい描いてしまうかもしれません。
以下収録されている各話冒頭チラ見せ!
第一夜『人魚の涙』
ばらし屋坂田鉄スピンオフ。
頼光の命により人魚の涙を回収しにばらし屋メンバーと人魚の住む土地へ向かうがそこに…!
初出2017年8月コミティアにて頒布。




第二夜『狐の嫁入り』
山本六郎左衛門の配下化け狐の天日空狐はある品を手に一時の暇をもらい遠い昔の約束を果たす為に故郷の狐の里に帰る。
初出2018年5月コミティアにて頒布。



第三夜『稲生物怪録 異聞』
寛延二年タケヲちゃんのご先祖様が怪異に遭遇し続ける最悪の一ヶ月を過ごす因縁の始まり!!
初出2020年8月ツイッターにて。



第四夜『ムシャーマに翔る』
タケヲは哀しい別離をした瀧夜叉の夢を繰り返し見るように。
卒業旅行で訪れた南の島で瀧夜叉を救うためにタケヲはある行動を決意する。
全53ページコミックスの為の描き下ろし。




『狐の嫁入り』は山口県下松市の稲穂祭に『人魚の涙』は福井県の空院寺はじめ人魚伝説の地を『稲生物怪録 異聞』では広島県三次市の物語の舞台の土地を『ムシャーマに翔る』では沖縄県波照間島のお祭りムシャーマをとオールロケ取材して描いていて半ば趣味なので贅沢!
どうぞよろしくお願い致します!

お買い上げはこちらから!
もう一冊は『金剛寺さんのひみつ』

この本は2017年から2020年にかけてゲッサンにて連載された『金剛寺さんは面倒臭い』の設定や裏話を作者とよ田みのる本人によって書かれたテキストメインの金剛寺さん副読本の同人誌を電子書籍化したものです。
電子書籍化にあたり一部のイラストがカラーに変わりイラストも一点追加されています。
巻末に描きおろしのおまけ漫画『合掌修行中』が載っています。
お買い上げはこちらから!
どちらもどうぞよろしくお願い致します!!
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はい!という訳で『金剛寺さんは面倒臭い』蛇足編始まりましたけれど蛇足から皆様にお願いがあります。
皆様のこれから読みたい金剛寺さんの蛇足エピソードを募集しております。
応募には今月号のゲッサン(2019年11月号)についているアンケート用紙が必須で紙版のみの企画になります。
以下本編蛇足からのお知らせ。



※重ねてのご注意になりますが本企画、紙の雑誌を応援するための企画ですので『紙の雑誌』についているアンケート用紙のみからの応募しか受け付けておりません。
ご要望本当なんでも結構です。
無茶ぶりだろ!というくらいの気持ちで楽しんでご応募頂けましたら嬉しいです。
ご応募頂いた方の中から抽選で(僕が内容を見て決めさせて頂きます)50名様に金剛寺さん本編で使用したペン原画をプレゼントさせて頂きます。
ペン原画とはPCで仕上げをする前のGペンで描いた線画です。完成原稿とは違いますが直筆のものです。
こんなの↓




当選者の方にはこちらにご応募いただいた方の宛名と僕のサインを添えてお送りさせて頂きます。
面倒な応募方法で50名あるんで当たりやすいかなーと思います。
どんだけくるかわかんないけど。
ゲッサン本誌に載っている応募方法詳細も載せておきます。

ふるってのご応募お待ちしております!
読もう!ゲッサン!!

はい!
というわけでですね!金剛寺さんは面倒臭い第四巻発売しました!!
ありがとうございます!!
今巻はなんと巻中カラー頂けまして第17話は雑誌掲載時と同じように仕掛けのカラーが効いております。
これ夢だったの!
タケヲちゃんの時にも仕掛けカラーやろうとしたんだけど多分予算の関係でできなくてねー
やっとこ念願叶いました!!

しかもこれ紙の質がモノクロ部分と非常に似ていてテラテラしてないのでカラーページに入る違和感が薄くて今回の仕掛けにピッタリなんですよ。薄~い紙なのになんにも裏写りしてなくてキレイに印刷されてるの。これ感動したなー
編集さんに聞いたらこういう紙に印刷するの昔はできなかったんじゃないかなーって言ってたので印刷技術の発展素晴らしいですね。
是非紙版を手に取って眺めてやって下さい!!
あんまりこのカラーが嬉しくて四巻カバーも今までの色数少ないフォーマットを崩して普通のカラーにしちゃいました。
記念にね!記念!!
四巻収録のお話は他にも縦五段分割五人の日常同時進行の変なコマ割りの【五辻交差点】や

雑誌掲載時には四分割で掲載されたルート分岐する【多世界解釈】など

かなり冒険した構成の漫画が多く載っておりまして作っていて本当に楽しい一冊でした。
そうそうカラーが編成上の都合か2Pあまったのでカラーのオマケ漫画もあります。
こちら大変ばかばかしいものが描けて満足しております。

以下コミックスにカラーで収録できなかった第16話の冒頭2ページを載せておきます。


金剛寺さんは面倒臭い第四巻どうぞよろしくお願い致します!!

この間映画にまつわる対談をしていてその中で好きな映画を語ったのね。
色々あげた中でプレデター2が好きだって言ったらなんで1じゃないのって聞かれて上手く答えられなかったんだけどそれが悔しくてそれからずっと考えてたんだけど今答が出たよ。
これから綴ろう。
1 メインの対比キャラの違い
まず俺の中でのこのシリーズの主役はシュワルツェネッガーやダニー・グローバーやエイドリアン・ブロディやボイド・フルブルックではなくプレデターさんなのね。
タイトルからしてそうだろと言えばそうなんだけど推しがね!プレデターさんなの!
プレデターさんが好きなの!憧れてるの!尊敬してるの!
プレデターさんが格好良く飛んで跳ねて狩って(ついでに皮剥いで)活躍してるのを見るのが好きなわけ。
決してプレデターさんがやっつけられるのを見たい感じじゃないんだよねー
まあ毎回やっつけられちゃうんだけど。
本来悪側の存在に感情移入しちゃってるの。
13日の金曜日でジェイソンのファンみたいな感じ。
で、そのプレデターさんなりジェイソンさんなりキャラを立てる時にねその強さをアピールしてくれると嬉しいわけ。
それはやっぱり登場キャラの対比で成立すると思うの。
ジェイソンにいつも狩られるのはバカなヤング達でしょ、ジェイソンに比べて戦力的に弱い人達。
たまに超能力者とかアンドロイドとかドリームの中の人とかもいるけどそれは話が長くなるからやめとこう。
でさープレデターに話戻すとさ1の主人公…
アーノルド・シュワルツェネッガーッ!!
強すぎるじゃん…
13日の金曜日の被害者がシュワちゃんだったらって想像してみて。
…死ななそうでしょ。
プレデターさんにも絶対勝つでしょこの人。
劇中で『血が出るなら殺せる!』とか脳筋100%なこと言い出すくらいマッチョじゃん。
プレデターさんも超怖い演出で襲ってくるんだけど緊迫感がね、ちょっとそがれるよね。
安心しちゃう。
だからこそ楽しいエンターテイメントになってるとも思うんだけど俺が見たいのは強いプレデターさんだからさ…シュワちゃんが強すぎてプレデターさんがかすんじゃうんだよね。
その点2の主人公は人の好さそうなダニー・グローバーですよ。
リーサル・ウェポンでいっつもはちゃめちゃなリッグスに振り回されて落ち着けバカ!って常識かざす方でしょ。
映画の中ではマッチョの役なんだけどどうしてもその優し気で常識人のイメージがあるからこの人でプレデターに勝てるのかな…!?っていうサスペンスがシュワルツェネッガーより出てくるわけ、俺の中で。
必然プレデターさんの強さはより強調されて俺の理想に近づくんだよねー
2 舞台が感情移入しやすい
1の舞台がジャングルなんだけど2の舞台はコンクリートジャングルの近未来のロサンゼルスなの(1990年公開の映画の近未来だから今では過去の1997年だけど)
近未来ではあるけれど見知った文明社会が舞台となりジャングルよりも今の僕の生活に近い分感情移入がしやすかったんだと思う。
プレデターの恐怖も絵空事では無く自分につながる物語として想像がしやすかった。
ジャングルに野生動物いるのって言ったら普通じゃんか。
見知った空間に異質なもののいる恐怖。
外で見るゴキブリより家で見るゴキブリの方がよっぽど怖いみたいな。
3 プレデターの生活描写が細かい
前述したように俺はプレデターさんのファンである。
だからプレデターさんの描写が多ければ多いほど嬉しい。
1はミステリアスな密林に潜む『何か』という演出をしているためあまりプレデターさんの行動にフォーカスしないのだ。
しかしそこはもうネタバレありきで始まっている2のことたっぷりとプレデターさんの描写がある。
よく言われるのはこの2でプレデターさんのキャラクターが固まったこと。
妊娠してる女は襲わない、武器持ってるやつは殺す、でもオモチャだったら殺さない、狩りがしたいだけではなく強者を求めている。
サムライかよ!そのスタンスもかっこいい!
キャラ描写だけでなく新兵器のなんでも切っちゃう投げる円盤、サーモだけじゃなく紫外線など様々なゴーグルの機能、腕を切られた時に出す治療セット。
特に切られた腕を治療する時に出すうめき声とか最高だ。人間味があってもっと好きになっちゃう。
2は大好きなプレデターさんのことが沢山知れてとても嬉しかった。
4 狩りの対象が悪い人が多い
これはもうオマケみたいなものですが1はみんないいものとまでは言わなくても悪意の人ってあんまりいないんですよね。
だから死んじゃうのが不憫というか哀しい。
でも2は死ぬ人の半分以上がマシンガン持ってるジャンキーだったり他者を拷問しているギャングやそのボスとわっる!って人が多い。こちらも安心してプレデターさんの狩りを眺めていられるんですよね。
いいもの側の警官も結構死にますが。
でも容赦ないのもいいんだ。プレデターさんだったらなんでもいいや。
そんくらいかな。
かいつまんで言うと俺はプレデターさんそのものが大好きってこと。
だからプレデターさんみたいなイコライザーのロバート・マッコールも大好きだよ。
あ、ロバート・マッコールはもっと別の観点から好きな部分がいっぱいあるんだけどそれはまた別の機会に。
今すっげー忙しいんだけど何書いてたんだろ俺。

おしまい