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そこのけそこのけもののけツアー 広島市編

三次市内に一泊して二日目は広島市に向かいます。

朝起きたら昨晩雪が降っていたらしく一面真っ白。
昨日登った比熊山も真っ白になっていました。
たまたま昨日は晴れてたけどこんな時に登山したらと思うとガクブルです。
あっぶねー!

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駅に向かう途中で日が昇りました。

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昨日はタイミング合わずに乗らなかった三江線で尾関山駅から三次駅へ向かいます。

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そこから芸備線で再び広島駅へ。
稲生武太夫(平太郎)さんは三次藩から後に広島藩に移ったそうです。
なので広島市内に武太夫さんのお墓があったり彼を祀った神社、
山本さんから貰った木槌を奉納してあるお寺等があるようです。
市内では路面電車を使って移動しました。

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広島市最初に訪れたのは中電前駅近くにある本照寺。
こちらにある稲生さんのお墓にお花とお線香をあげてご挨拶してきました。

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お次は路面電車の稲荷町駅近くにある稲生武太夫さんを祀った
稲生神社(いなりじんじゃ)に来ました。
下級武士である平太郎さんが後に神様にまでなってしまうのは凄いですよね。
古い神社なのですが原爆によって焼失して建て直しをされたそうです。

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のぼりやちょうちんに水木先生、京極先生、荒俣先生の御名前が!
お三方でこちらの神社に寄進されてるようです。

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稲生神社には魔王の山本さんから貰った木槌を模したお守りがあったのでゲットしてきました!
嬉しい〜

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こちらの神社の入り口にも稲生物怪録を解説する看板がありました。

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再び路面電車で広島駅まで戻りいよいよ最後に
北口から徒歩10分くらいの國前寺へ向かいます。
なんと國前寺には魔王の山本さんから頂いた本物の木槌が収められているのです!

山門
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本堂
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毎年一月七日に開催される稲生祭りではその本物の木槌が見せてもらえるそうです。
実際のお祭りで木槌は撮影禁止だそうでどんな形をしているのか見たことがありません。
いつか本物を見に行きたいですね。

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その祭りの時にはこんな形の木槌も頂けるそうです。
これがレプリカなのかな?
欲しい!!

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以上そこのけそこのけもののけツアーでした!
物語の世界を身近に感じることができて本当興奮で良い刺激になりました。
こちらの経験活かしてタケヲちゃんをもっと面白くしていきたいですね。
しかし妖怪のゆかりの地を訪ねる旅というのも面白くて
また違う土地でやってみたいなーとも思いました。
またの機会ありましたらまたお付き合い下さいませ!
ではでは

帰りの新幹線の車窓から。

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こちらの取材旅行中にツイッターで随時つぶやいていたもののまとめ
   ↓   ↓   ↓
そこのけそこのけもののけツアーIN広島


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そこのけそこのけもののけツアー 三次市編

hirosima.jpg

一月の末に広島に取材旅行に行って参りました。
夜行バスで車中一泊現地一泊の二泊三日の旅行でした。

僕が現在ゲッサンで連載させて頂いている『タケヲちゃん物怪録』の元ネタは広島の三次(みよし)地方に伝わる『稲生物怪録』というお話です。
『稲生物怪録』はフィクションの昔話としてではなく実在した武士、稲生武太夫(幼名、平太郎)さんが実際に体験した不思議な話として伝わってきたそうです。
なので現在でも『稲生物怪録』の主人公の御子孫様もいらっしゃいますし、彼がお話の中で訪れた場所などもちゃんと存在しているんです。
そこら辺を回るのが今回の目的です。

kaki.jpg  densya.jpg

駅弁食べつつ広島から芸備線で二時間弱程北上して三次を目指します。
途中車窓からは雪も降り出し真っ白な雪景色も広がりましたが
三次に到着する頃には雪も止み取材日和になりました。

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駅前の観光案内で地図をもらいます。
行きたい場所に印をつけました。
行きたい場所の最寄り駅は三江線で一駅先の尾関山駅ですが一日に数本しかでない路線なので
レンタカーを借りました。
徒歩でも二十分くらいで歩けそうな距離です。

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三次駅から北上してゆき最初に訪れたのは稲生武太夫碑です。
『稲生物怪録』のメインの舞台である稲生武太夫の屋敷跡(現在は三次市法務局になっています)に稲生武太夫碑が建っています。ここで30日の怪異が起こったのかと思うとワクワクですね!

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道を挟んですぐ向かいには西江寺(さいごうじ)。
武太夫さんに怪異避けのお札なんかをくれたお寺です。
嵐の夜に比熊山を登った平太郎が下山したのもこのお寺だったようです。

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更に北に歩いて行くといよいよ後ろに比熊山を控えた太歳神社です。
ここから平太郎は百物語の後に肝試しで比熊山に登り山の頂上にある祟り岩に印をつけたことから怪異がはじまることになるのです。

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階段上ってゆくとこんな地図がありました。

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神社の脇に山への登山道があります。
僕もここから比熊山を登ってみました。

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山道ザクザク。平太郎さんは嵐の夜に山の頂上までこの道を登ったそうです。

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しばらく上ると見晴台にでました、いい景色です。

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丁度ここに大師堂と呼ばれるお堂もあります。

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ここで頂上かと思ったらまだまだ先がありました。
三十分くらいは更に登ったでしょうか。
途中に『稲生物怪録』のワンシーンのレリーフが山道に飾られてます。

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沢山の石碑やお地蔵さん(?)等も見かけました。

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登ったのが冬季だからか倒木や道をふさぐ木も多く上に行くにつれやや登り辛かったです。

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やっとこ頂上です。
標高331メートルなのでそれほどしんどい山でもないのでしょうが
普段ヒキコモリの漫画家には中々の苦行でここに着いた時にはハアハアゼイゼイでした!

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さてさていよいよ頂上には今回の旅のメイン!
『たたり石』があるのです。
たたり石は『神籠石(こうごういし)』とも呼ばれ神様が宿る石として崇拝されていたそうです。
見れば(指をさせばとも)吐血、触れば即死、とも言われる恐ろしいお話も残っており
稲生物怪録のお話のキーポイントともなるこの石を今回の旅でなんとも見たかったのでした。

以下画像を載せますがそんな怖い石見たくないよ!という方はここでご遠慮下さいませ。
(ちなみに僕は見たけど吐血はしませんでした、怖いので触んなかったですけど)

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これがたたり石です!

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嵐の夜にこの山頂まで平太郎が来てこの石に印をつけ物語が始まっのかと思うと感慨深いですね。
まるで物語の中に入り込めたようでとってもワクワクしました!!
しかし嵐の夜に一人で登った平太郎さんは本当凄いですね。

別ルートで鳳源寺のあたりに下山した後に
三次市歴史民俗資料館に行きました。
資料館の専門員の方に僕が漫画を描く上で資料を探している話をすると
丁寧に色々と教えて下さいました。
僕が行った時には残念ながら公開していませんでしたが
夏季にはこちらに所蔵されている当時の絵巻物等の公開もあるようです。
何故夏季なのかと言うと稲生物怪録において怪異が出続けたのが
七月の三十日間だったのでその期間に催し物をしたりするからだそうです。
(2014年の夏はこちらの三次市歴史民俗資料館では絵巻等の公開は無いようです。)

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中には稲生物怪録の当時の街並みを再現した模型なんかがあって楽しかったです。
以前こちらの資料館では『妖怪いま甦る』という稲生物怪録を研究した本が販売されていたのですが
残念ながら現在は絶版で今は改訂中だそうです。
また販売されるようになったら是非一冊欲しいです。

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この資料館のすぐ近くにあった甘味処平太郎の大判焼き。
あんこが平太郎でクリームが菅原道真の焼き印がしてあります。
この大判焼き皮がフワッフワでかなり美味かったです!!
生涯食べた中でのベスト大判焼きかも。

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市内の公衆トイレの男女のプレートがモノノケ!

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真ん中には木槌を持った平太郎さんも。

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三次市内の駐車場の看板。
稲生物怪録のシーンが貼られていました。

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川の方に出ると先ほど登った比熊山が見えました。
小高い丘くらいにも見えますね。

IMG_6169.jpg


広島市編に続く


プロフィール

とよ田みのる

Author:とよ田みのる
ゲッサンにて『タケヲちゃん物怪録』連載しておりました。
現在のんびりしております。

作品試し読み(ソク読みさん)
『タケヲちゃん物怪録』
『ラブロマ』
『とよ田みのる短編集 CATCH&THROW』

著書(紙版)

著書(Kindle版)

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