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好き

単行本発売日なんでツイッターでエゴサして感想探してたらさ
『面白いとか面白くないとか関係なく良い気持ちになった』
みたいな感想があってちょっと笑い突っ込みしちゃったのね。
『俺は面白いと思って描いてんだよ!(笑)』って。
ちょっと複雑な気持ちはあったけどその感想すごく嬉しかったんだよ。
でね、最近俺『好きってなんだろう』ってちょっと考えてたの思い出したのね。

俺の友達にわりと何の感想でも否定からはいる奴いてさ、映画とか漫画とかでセオリーを無視したいびつな構成の作品を(教科書的には)それはこうじゃないっていう否定の仕方をするわけ。
それは勿論正しいし会話の種として面白いからまあいいんだけどさ
俺はそいつと話してて俺が感じる作品の一番大切なものってそういう部分じゃないって思ったんだ。
例えば俺の一番好きな監督は一つ前のスパイダーマンシリーズを監督してたサム・ライミなのね。
そんでよく完璧な作品を作ることで有名なスタンリー・キューブリックって監督いるじゃん。
キューブリックとライミでどっちがちゃんとした映画撮るかつったらそりゃキューブリックだと俺も思うわけ。
でもちゃんとしてりゃあ好きなのかっていうとそうでもないんだよ。
キューブリックに比べたらライミの構成は強引なとこも多いし(そこが好きだけど)繊細な感情表現も得意とは言えないと思うし(そこも好きだけど)絵作りだって大げさすぎてリアリティが無いし(でもそこが好きだけど)穴だらけなんだよ。(でも好きなんだ!)
僕たちは一人一人が違う個性を持って違う生い立ちで育った人間だから作品のどこでひっかかるかは皆違うはずなんだ。
例えば恋をしたことがある人は恋をする人の気持ちが分かるから恋愛ドラマに感情移入しやすいかもしれない。
家庭を持っていてそれをとても大事にしている人は家族が危機にさらされるサスペンスドラマを観てそうでない人よりそこハラハラしてしまうかもしれない。
ストレスの多い生活をして心の奥底に破壊願望がある人は無茶苦茶に街がぶっ壊れる作品に手を叩いて喜ぶかもしれない。
それらを持たない人たちからすれば何が面白いから分からない作品になるかもしれない。
そんな作品をその人たちは低俗だと言うかもしれない。
でもそうじゃないんだ。
それを喜ぶ人たちはその作品で救われるものがあるんだ。
その救われるものの大きさは作品の構成の完璧具合でもテーマの高尚さのレベルにもよらないもっと個人的なそれぞれの心にしか響かない尺度で計るものなんだ。
そういうのひっくるめて短い言葉にすると
『好き』ってことになるんじゃないかな。
そして僕の中で好きはシステムよりも優先されるものなんだ。
例え誰か他の人たちが低俗だ稚拙だ無意味だと言うような作品でも自分の心に響くものがあるならば声を大にして僕はこれが大好きですと言いたいし、そう言ってる人を見るのも好きだ。
僕の作品もそういう愛され方をされたらすごく嬉しいなあと思う。
だからさっきの感想が嬉しかったのかな。


いつか整理したい自分の心の動きだったのでメモ代わりに。

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『タケヲちゃん物怪録』第五巻発売

本日『タケヲちゃん物怪録』第五巻発売でございます!!

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カバー絵は今までとちょっと雰囲気を変えて
昔のホラー映画のポスターみたいになればいいなと思って描いてみました。
もうちょっと全体暗くてもよかったかな。
でもこれはこれでポップで好きだったりします。

単行本発売日恒例の本編に収められなかったカラーを。

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このカラー結構好きなんですよね~
東西妖怪大集合で賑やかです。
本編も彼らが楽しく大暴れしていますのでどうぞ愛でてやってくださいませ!!

それと一日遅れまして明日十一日
こちらの単行本の続きの『タケヲちゃん物怪録』を
載せさせて頂いているゲッサン二月号発売です。
単行本発売記念でカラーを頂きました。

IMG_6752 (1)

今回は一度はやってみたかった物語のアタマではなく
終わりにカラーを仕掛けとして持ってくる手法をとっておりまして
ちょっと面白いカラーが描けたんじゃないかなと思っております。
これ単行本だとモノクロになってしまうので仕掛けが効かなくなってしまうのが悲しいところです。
どうかゲッサン本誌でそちらの仕掛け楽しんで頂けたらと思います。

それと単行本五巻発売を記念してこちらのプレゼント企画やります!!

タケヲちゃんペン画プレゼント企画

弾数たっぷりとありますんでドシドシご応募お願い致します!!


プロフィール

とよ田みのる

Author:とよ田みのる
ゲッサンにて『タケヲちゃん物怪録』連載しておりました。
現在のんびりしております。

作品試し読み(ソク読みさん)
『タケヲちゃん物怪録』
『ラブロマ』
『とよ田みのる短編集 CATCH&THROW』

著書(紙版)

著書(Kindle版)

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