02

04

コメント:

そこのけそこのけもののけツアー 三次市編

hirosima.jpg

一月の末に広島に取材旅行に行って参りました。
夜行バスで車中一泊現地一泊の二泊三日の旅行でした。

僕が現在ゲッサンで連載させて頂いている『タケヲちゃん物怪録』の元ネタは広島の三次(みよし)地方に伝わる『稲生物怪録』というお話です。
『稲生物怪録』はフィクションの昔話としてではなく実在した武士、稲生武太夫(幼名、平太郎)さんが実際に体験した不思議な話として伝わってきたそうです。
なので現在でも『稲生物怪録』の主人公の御子孫様もいらっしゃいますし、彼がお話の中で訪れた場所などもちゃんと存在しているんです。
そこら辺を回るのが今回の目的です。

kaki.jpg  densya.jpg

駅弁食べつつ広島から芸備線で二時間弱程北上して三次を目指します。
途中車窓からは雪も降り出し真っ白な雪景色も広がりましたが
三次に到着する頃には雪も止み取材日和になりました。

IMG_6033.jpg

駅前の観光案内で地図をもらいます。
行きたい場所に印をつけました。
行きたい場所の最寄り駅は三江線で一駅先の尾関山駅ですが一日に数本しかでない路線なので
レンタカーを借りました。
徒歩でも二十分くらいで歩けそうな距離です。

tizuzu.jpg

三次駅から北上してゆき最初に訪れたのは稲生武太夫碑です。
『稲生物怪録』のメインの舞台である稲生武太夫の屋敷跡(現在は三次市法務局になっています)に稲生武太夫碑が建っています。ここで30日の怪異が起こったのかと思うとワクワクですね!

IMG_6045.jpg
IMG_6046.jpg

道を挟んですぐ向かいには西江寺(さいごうじ)。
武太夫さんに怪異避けのお札なんかをくれたお寺です。
嵐の夜に比熊山を登った平太郎が下山したのもこのお寺だったようです。

IMG_6047.jpg

更に北に歩いて行くといよいよ後ろに比熊山を控えた太歳神社です。
ここから平太郎は百物語の後に肝試しで比熊山に登り山の頂上にある祟り岩に印をつけたことから怪異がはじまることになるのです。

IMG_6058.jpg

階段上ってゆくとこんな地図がありました。

IMG_6062.jpg

神社の脇に山への登山道があります。
僕もここから比熊山を登ってみました。

名称未設定-1

山道ザクザク。平太郎さんは嵐の夜に山の頂上までこの道を登ったそうです。

IMG_6085.jpg

しばらく上ると見晴台にでました、いい景色です。

IMG_6092.jpg

丁度ここに大師堂と呼ばれるお堂もあります。

IMG_6124.jpg

ここで頂上かと思ったらまだまだ先がありました。
三十分くらいは更に登ったでしょうか。
途中に『稲生物怪録』のワンシーンのレリーフが山道に飾られてます。

IMG_6093.jpg

沢山の石碑やお地蔵さん(?)等も見かけました。

IMG_6099.jpg
IMG_6100.jpg

登ったのが冬季だからか倒木や道をふさぐ木も多く上に行くにつれやや登り辛かったです。

IMG_6106.jpg


やっとこ頂上です。
標高331メートルなのでそれほどしんどい山でもないのでしょうが
普段ヒキコモリの漫画家には中々の苦行でここに着いた時にはハアハアゼイゼイでした!

IMG_6112.jpg

さてさていよいよ頂上には今回の旅のメイン!
『たたり石』があるのです。
たたり石は『神籠石(こうごういし)』とも呼ばれ神様が宿る石として崇拝されていたそうです。
見れば(指をさせばとも)吐血、触れば即死、とも言われる恐ろしいお話も残っており
稲生物怪録のお話のキーポイントともなるこの石を今回の旅でなんとも見たかったのでした。

以下画像を載せますがそんな怖い石見たくないよ!という方はここでご遠慮下さいませ。
(ちなみに僕は見たけど吐血はしませんでした、怖いので触んなかったですけど)

IMG_6110.jpg


これがたたり石です!

IMG_6108.jpg


IMG_6111.jpg

嵐の夜にこの山頂まで平太郎が来てこの石に印をつけ物語が始まっのかと思うと感慨深いですね。
まるで物語の中に入り込めたようでとってもワクワクしました!!
しかし嵐の夜に一人で登った平太郎さんは本当凄いですね。

別ルートで鳳源寺のあたりに下山した後に
三次市歴史民俗資料館に行きました。
資料館の専門員の方に僕が漫画を描く上で資料を探している話をすると
丁寧に色々と教えて下さいました。
僕が行った時には残念ながら公開していませんでしたが
夏季にはこちらに所蔵されている当時の絵巻物等の公開もあるようです。
何故夏季なのかと言うと稲生物怪録において怪異が出続けたのが
七月の三十日間だったのでその期間に催し物をしたりするからだそうです。
(2014年の夏はこちらの三次市歴史民俗資料館では絵巻等の公開は無いようです。)

IMG_6151.jpg

中には稲生物怪録の当時の街並みを再現した模型なんかがあって楽しかったです。
以前こちらの資料館では『妖怪いま甦る』という稲生物怪録を研究した本が販売されていたのですが
残念ながら現在は絶版で今は改訂中だそうです。
また販売されるようになったら是非一冊欲しいです。

IMG_6152.jpg

この資料館のすぐ近くにあった甘味処平太郎の大判焼き。
あんこが平太郎でクリームが菅原道真の焼き印がしてあります。
この大判焼き皮がフワッフワでかなり美味かったです!!
生涯食べた中でのベスト大判焼きかも。

IMG_6158.jpg

市内の公衆トイレの男女のプレートがモノノケ!

IMG_6165 - コピー IMG_6164.jpg

真ん中には木槌を持った平太郎さんも。

IMG_8977.jpg

三次市内の駐車場の看板。
稲生物怪録のシーンが貼られていました。

IMG_9010.jpg

IMG_9011.jpg

IMG_9005.jpg



川の方に出ると先ほど登った比熊山が見えました。
小高い丘くらいにも見えますね。

IMG_6169.jpg


広島市編に続く


スポンサーサイト

うじゃく

先生、今晩は。
旅行記、大変面白かったです。タケヲちゃんはちゃんと由来があったんですね。
三次は何遍も行ったところです。先生が乗車されなかった三江線と芸備線目当てです。三江線は大変乗りにくいんですが、江の川沿いの景色が素晴らしく、途中の潮駅に春の時期に訪れると桜が出迎えてくれます。もっとも尾関山も桜の名所だそうですが。三江線には35(だったかな)駅ありますが、神楽が盛んな土地柄ということで一駅ごとにそれに因んだ看板が立っているそうです。タケヲちゃんとはあまり関係がないかな。
http://sankousen.com/?page_id=2427

ちなみに三次から芸備線に乗ってかつてヒバゴンの噂が立った比婆山駅で降りると、その名もTAMORI商店が出迎えてくれます。漢字では田盛と書き結構ある姓なのだとか。

続きも楽しみにしてます。長文多謝

02

04

21:09

とよ田みのる

うじゃくさんは三次に行かれたことがあったんですねー。
三江線は帰る際に尾関山〜三次間の一駅だけ乗りました。
中々味のある路線で時間があるならばもっと先にも乗ってみたかったですね。
リンク先に飛んだら素敵な風景いっぱいでした!
また時間ある時に広島市内を巡った話も書きたいと思いますのでよろしくです!!

02

04

22:30

管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバック URL

http://poo1007.blog.fc2.com/tb.php/21-2534da6b

プロフィール

とよ田みのる

Author:とよ田みのる
ゲッサンにて『タケヲちゃん物怪録』連載しておりました。
現在のんびりしております。

作品試し読み(ソク読みさん)
『タケヲちゃん物怪録』
『ラブロマ』
『とよ田みのる短編集 CATCH&THROW』

著書(紙版)

著書(Kindle版)

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

Designed by

Ad