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友達100人できるかなについて

友100-1

さてさて自己出版しました『友達100人できるかな』kindle版発売中でございます。
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こちら個人でカチカチPCと向き合いつつ作ったものでして久々こちらの漫画と向き合ったことでちょっと昔のことも色々思い出しました。
そちらを当時のスケッチブックの画像はさみつつつづってゆきたいと思います。

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こちらは『友達100人できるかな』(以下友100)連載前に描いたキャラクターのラフスケッチです。
最初は高校を舞台にしようかと思ってたんですね。
山本さんや金子さん、椎名さんの原型がいますね。
でもデビュー作『ラブロマ』と次作『FLIP-FLAP』もそこらの年頃の子達の物語でちょっと目新しさがないかなと思い子供達を主役に変更したのでした。
目新しさと書きましたが友100はそれまでの漫画と自分の中ではかなり作り方を変えた作品でした。
それまでの漫画では自分の心の中の想いをそのままに漫画にしていたのですが友100からは寓話的というかリアルな心情というよりは意図的に物語物語したものにシフトしようとしたのです。
そうるすことで自分の中だけで完結せずに色んな種類の物語が描けたらいいなあと思いました。
そしてどうせなら色んなタイプの物語の特訓にもなるかと100人の友達を作るお話になっていたのです。

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それまでは日常のありえるかもしれない現実の中でのお話だったのが超現実的な出来事やキャラクターも出てくるようになったのも自分にとっては新しい試みでした。
物語というのは上手な嘘と言われることもあります。それまでの漫画ではできるだけ自分の中で嘘と思えることは描かなかったのですがよりケレン味のある僕が子供の頃から大好きだった漫画たちのような自由なものへと変化していけたらいいなあと思ったりもしました。どこまで嘘ついていいのかなとか描いててドキドキしたのを覚えてます。
三巻の小畑先生の話とか「いやこれは踏み越え過ぎたかな…」とか考えたり(笑)

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(初期のなんとなく描いた道明寺さんのありがとうを言う口の動き。この絵が気に入っていてそのずっと後、五巻の『悪女』にたまたま活かされました。)
本当のことではなく物語として作られた物語の作り方に最初は慣れず戸惑い悩みながら描いていたと思います。
友100は僕の中で新しい試みをした作品ではあったけれど自分の中で新しいことをし過ぎていてこれでいいのかなと悩んでしまった回も多いです。
でもごくたまになんらかの魔法がかかって物語らしくまとまったなと思える回もありました。
大好きな漫画『秋津』の中で漫画家の秋津がこどもに頼まれフットサルの会報誌の四コマ漫画を描く回があります。
その時に無難な作品をこどもに渡して喜ばれるのですが秋津は冴えない顔で『描けるよ でもさ 魔法がないんだ』と答えるシーンがずっと心に残っているくらい大好きです。そういった意味での魔法。
二巻の『モンスター』三巻の『いい湯だな(ビバノンロック)』五巻の『悪女』なんかなんらかの魔法があったように思います。
魔法は偶然とか奇跡とかたまたま表に出てきた普段は鍵のかかった心の奥にある深層意識とか本人の表層のコントロールを超えた実力以上の何かです。
そして魔法が無いと本当に面白い漫画にはならないんじゃないかな。
ちょっとオカルトですけど。

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最終回ひとつ手前25話ののプロット。
読んでたら思う人は思うでしょうが友100はかなり直前で最終回を描くよう伝えられた打ち切りの作品です。
最初に伝えられたのはなんと『あと一話で終わって下さい』と。
あと70人も友達が残っていたのでなんとかそれだけは勘弁して欲しいとお願いしてもう一話増やしてもらいました。
なんで五巻は他よりちょっと分厚いんです。
そしてまさかこんなことが起きた時用に用意していた緊急終了用のプロットでなんとかなんとか終わらせました。とっても悔しかったです。
でも奇跡的なことに最終話にも魔法がかかったなと僕は読み返す度思います。
漫画を連載で描いていると締め切りがあるもので常にベストのベストが描けるとは限りません。
魔法がかかる回もあればかからない回も残念ながらできてしまうこともあります。
でも友100は凄く幸運なことに最後の最後で魔法がかかりました。
そのお陰で僕はこの漫画がちょっと辛いこともあったけど好きな作品として残っています。

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そして友100でヒーヒー苦労して物語の作り方を学んだことは最近やっと身になってきたのかなと思えるようになってきました。
なんで次回の連載が今とっても楽しみです(今度の連載もこども達が主役のものになる予定です)

本来作者が作品についてこれが良かった駄目だったと自作を語るのはフェアな読書体験を損なうという思いがあるので僕はあまりしないようにしています。でも色んな思いがあってしばらく読み返していなかった友100を今回の電書化に際してじっくり読み直し僕も一読者の様に色々思う所あり言いたくなっちゃったのです。
あくまで一読者の意見程度に聞いて下さいね。
『友達100人できるかな』kindle版どうぞよろしくお願い致します!!




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プロフィール

とよ田みのる

Author:とよ田みのる
ゲッサンにて『タケヲちゃん物怪録』連載しておりました。
現在のんびりしております。

作品試し読み(ソク読みさん)
『タケヲちゃん物怪録』
『ラブロマ』
『とよ田みのる短編集 CATCH&THROW』

著書(紙版)

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